並列処理
並列化ツール 並列分散システム
  クラスター システムソフトウェア SCore (エスコア)
 

SCore Cluster System Software はワークステーションおよびPC クラスタ用の高性能並列プログラミング環境です。
ネットワークの通信性能を引き出すPM通信ライブラリ、並列処理に対応したMPC++、MPI通信ライブラリ(PM通信ライブラリ上に構築したMPICH-SCoreライブラリ)、インタラクティブにジョブスケジューリングがコントロールできるSCore-Dから構成されており、「実用的なクラスタ環境」を提供します。

SCore Cluster System Softwareは元々新情報処理開発機構 (RWCP)・並列分散システムソフトウェア研究室で開発されました。
2002年3月にRWCPが終了した後、 SCore Cluster System Software の開発とメンテナンスは、 PCクラスタコンソーシアムに移管されています。

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SCoreは以下の特徴を提供しています
単一システムイメージ SCore を使うことで,ユーザはシステムがシングル/マルチプロセッサ コンピュータのクラスタなのか、複数のクラスタからなるクラスタなのか、 といった事を知る事はありません。 並列アプリケーションと通常の UNIX コマンドがクラスタ上のコンピュータ ノード グループを指定することで実行するでしょう。 UNIX コマンドは SIMD 実行スタイルで実行されます。
多重ネットワークのサポート PMvII 高性能通信ライブラリは、多くの種類のネットワークで使用可能な クラスタコンピューティング専用の通信ライブラリです。 PMvII は異なった種類のネットワーク上でプログラムが通信することを可能にします。 Myrinet、Ethernet、UDP、SCI、RHiNET、Shmem 共有メモリインターフェース用の PMvII ドライバが 実装済みです。
シームレスなプログラミング環境 Hmake コマンドは異種のコンピュータ上でプログラムをコンパイルする ことを可能にします。 それは Intel Pentium, Itanium と Compaq プロセッサといった異なったアーキテクチャに 基づいた実行環境用のバイナリを生成します。 MPC++ Multi-Threaded Template Library を用いることで、 このような異種混在プロセッサ環境でプログラムが実行できます。
異種混在プログラミング言語 MPC++ Multi-Threaded Template Library (MTTL) で書かれたプログラムは、 コードを変更することなく、単一種コンピュータ環境だけでなく、 異種混在コンピュータ環境でも動作させることが出来ます。
多重プログラミング パラダイム 他のクラスタ ソフトウェアと異なり、SCore はメッセージパッシングパラダイムだけでなく、共有メモリ並列プログラミング パラダイムや、マルチスレッド並列プログラミングパラダイムもサポートします。
並列プログラミングのサポート ・ リアルタイム プロセス活動モニタ
SCore-D はリアルタイム ロードモニタを用いることで並列プロセスの活動を リアルタイムに見ることを可能にします。 リアルタイム ロードモニタの各棒グラフは各ノードでのプロセッサの利用率を 表します。

・デッドロックの探知
SCore-D は並列プロセス全体の状態、すなわち各プロセスの状態と通信バッファの 状態を知っているので、並列プロセスがデッドロックに陥っているかどうかを 検出することが出来ます。

・自動的なデバッガのアタッチメント
大抵のクラスタシステムでは、プロセスが死ぬと対話的にデバッガを呼び出す 機会がありません。 SCore では、例外シグナルが検地されると対象となる並列プロセスに gdb(1) デバッガをアタッチメントします。
フォルトトレランス ・プリエンプティブ チックポイント
チェックポイント機能を有効にするために、SCore チェックポイント機構は 追加の API を要求したり、特定の並列言語を想定したりはしません。 ユーザ並列プロセスのイメージはユーザの指定した間隔ごとにチェックポイントの ためにローカルのハードディスクに保存されます。
さらにチェックポイントのデータは複数ノードに冗長に保存されるため、 1ノードのローカルディスクが故障しても他のノードのデータを用いてプロセス の復旧が可能です。

・並列プロセスの移動
チェックポイント機能を利用することで、並列プロセスは SCore の コンピュータの別のグループに移動することが出来ます。
柔軟なジョブスケジューリング プロセッサのリソースを有効利用し、インタラクティブなプログラミング環境を 可能にするために、SCore-D グローバル オペレーティングシステムは プロセッサの空間および時間領域で同時に並列プロセスを多重処理します。